部員インタビューNO.5 小松田から下村先輩へ


 こんにちは。新3年生の小松田です。

 武智先輩の真似をして、インタビュー相手の下村先輩を飲みにお誘いし、お話を聞いてきました!

 新4年生の下村先輩は青森県出身で、男子寮に入っています。同期や先輩からいじられるところを自分たち後輩もたくさん見てきましたが、よく気にかけてくれ、謙虚で練習熱心で、独特のキャラクターが面白い先輩です。

 「嘘はつきたくない」という先輩の気持ちに反さないよう、また新入生にもなるべくありのままの少林寺拳法部を知ってもらえるように、会話の内容を自分なりに簡単にまとめていこうと思います。


どうして少林寺拳法部に入ろうと思ったのですか?

 漫画やアニメの影響で「強くなりたい」と思い、格闘技に興味を持ったという先輩が、せっかく武道系の部活が沢山あるので、一通り見て回ろうとまず訪れたのが少林寺拳法部。

 先輩の対応も良く、自主練中だったもののみんな真面目で真剣。先輩方の十字受け蹴りにも、「かっけー」と感銘を受けたそうです。その後も先生方が来られた際の練習を見学し、「ここなら強くなれるかも」と思ったそう。

そうして入部を決めたのか~と思いきや、「ちゃんとした部活がしたいって思いとマッチしたし、先輩も優しいし、技もたくさんあるし。まあでも、入ったというよりは何回も行っているうちに入部させられたって感じ。」と、締めくくられました。()


 ――入部の強要などはもちろんしません!先輩のように、見学に来てみてわかることは多いと思いますので、ぜひお気軽に見学・体験を!

部活をやっていて良かったと思うことはなんですか?

 この問いにすぐに返ってきた言葉は「人との繋がり」でした。

「このメンバーじゃなかったら辞めてたと思う。」という同期の人たちはもちろん、OBOG、先生方含め、酪農の少林寺拳法部は良い人ばかりで、皆考えを持ってやっていて、尊敬できるそうです。

 もう一つがストレス耐性。大会前合宿や日々の練習など、出来なくてもやらなければいけない、自分と向き合わざるを得ない。「辛かった」と繰り返す先輩ですが、「その分充実していたし、やっぱり辛いほど楽しい。矛盾だけど(笑)」と笑顔で話されました。

 さらに「自信を持てた」というのが人との接し方。部活を通して素晴らしい人達と出会い、上下関係なども学ぶ中で、人との関わり方にも変化があったそうです。

 ――今回のお話の中での「部活の辛さ」というのは、実は先輩が1・2年生の頃を指してのもの。部活動は、雰囲気ややり方など、その代に合わせて形を変えます。今の代は何かとの両立を目指す部員も多く、つまりは簡単に言ってしまえば、今は”少し緩くなっている”、というのをここで補足させていただきたいです。

 しかし質問二つ目にして、人を思い、助けられ支えられ、「人との関わりがあっての部活動」という先輩らしさ溢れたお話です。

好きな技はなんですか?

 ずばり、「十字小手。」

先輩がやっているのを見てかっこいいなと思った技だそう。

他にも切小手や略十字小手など、柔法系が好きだそうです。

 今まで部活をやっていて印象に残っている出来事はありますか?

 この質問には、意外にも「同期の一人が辞める時。」

夢を追って大学を辞められた、先輩とても仲の良かった元同期の方のことです。

冬の日、部員宅に泊まり、明け方寮へと帰る道を歩きながら、『お前と4年間少林寺やりたかったな。』と呟いたそう。

 ――情景と語り口も相まって、思わず感動です…。ここでも同期への強い思いが現れる回答となりました。

今の部の雰囲気を簡単に表してください。

 今考えると、難しい質問でした...。申し訳ないです。

それもそのはず、答えは「無。」

 ――上記の補足の通り、あくまで"今"の少林寺拳法部は、少し静かすぎるようです。入ってくる新入部員次第で、またどうとでも部の雰囲気は変わっていくし、現状が「無」なぶん、自分の色を出していきやすいですよね~、なんていう自分のフォローは少しこじつけだったでしょうか...。

何をしている時が一番楽しい?

 最後に普通の質問を投げかけました。

 その答えは「時間が早く経つと感じるのは、ビデオ屋や本屋で商品を眺めるとき。」

映画やアニメや小説を実際に見たり読んだりも好きだそうですが、面白そうだな~と商品を眺めているだけでも2時間近く平気でいられるそうです。

 また、「字を見るのが好き」との言葉も。字にも種類があるので、まとまっていて本当に綺麗な字には惹かれてしまうそうです。

  ――――以上がインタビューのまとめになります。

 

 道院での練習後にお時間を頂き、短い時間ではありますが貴重なお話が聞けました。そこで改めて感じたことは、先輩の独特な感性と、部を通して出会った人達への強いリスペクト、そして部活への考え方はやはり人それぞれだということです。

 お話の終盤で出た「自分次第」というお言葉をお借りして最後に一つ、読んで頂いている新入生に伝えたいことは、部活に入ってどう向き合い取り組むか、どんな人間関係を築いていくか、何を得られるか等々、何事もその人次第かなと思いますが、、、

とにもかくにもこの部には、素晴らしい出会いや、充実した大学生活、存分に少林寺拳法を修練できる環境、心も身体も成長できるかけがえのない経験が待っています。気軽に見学・体験に来てくれるのを、部員一同心待ちにしております!!

 長文になりましたが、ご精読ありがとうございました。